2019年4月24日 設立3周年記念公開セミナー開催(平成31年第2回定期スクール)

「自作で語る木造建築の可能性」

最近は,1 時間耐火で4 階建まで,2 時間耐火で14 階建までの大規模木造建築が可能になっています。
1,000m2 以下の中規模木造建築では,耐火要件を緩和して 製材や集成材を適材適所に使い架構を現しとする特徴的なデザインが実現しています。
木を使うことが現代のトレンドになっています。
今後は木を使うだけではなく,木が持っている素材の特性を引き出す能力が問われていきます。

木構造テラス第3 回公開セミナーは,「自作で語る木造建築の可能性」と題して 果敢に木造建築に挑戦している意匠設計者原田真宏氏(芝浦工業大学教授,MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO), 構造設計者山辺豊彦氏(山辺構造設計事務所),安井昇氏(桜設計集団)に 自作を題材に木造建築の可能性について語っていただきます。

原田真宏氏には,木のフレームの使い方が特徴的で,2017 年度JIA(日本建築家協会)日本建築大賞を受賞した「道の駅ましこ」, 最大スパン20m の木架構カテナリー・カーブが特徴の「知立の寺子屋」, 「山寺」をコンセプトに都会の中に緑豊かで静謐な祈りの場を創出した「松栄山仙行寺」で木造建築の可能性を語っていただきます。

山辺豊彦氏には,製材の定尺材で大断面の長尺部材を実現した方杖架構が特徴の「和水町立三加和小中学校」, スパン27.5m のアーチ梁を持ち送り式の重ね梁で大空間を創出した「朽木東小学校・朽木中学校屋内運動場」, 450 角のケヤキ柱で,18m 角の吹抜空間と上部から吊られた2 階が特徴の「柏木工㈱・本社ショールーム」, 2 方向ラーメン構造の「落合地域総合センター」で木造建築の可能性を語っていただきます。

安井昇氏には,主体構造を一般被覆型耐火部材による木造軸組工法で
一部RC 造,1 時間耐火建築物の「下馬の集合住宅」,「高知県自治会館」や, H26 法令改正により準耐火建築物による設計が可能となった木造3 階建の「魚津市立星の杜小学校」など, 防耐火の法規と技術を活かした木造建築の可能性を語っていただきます。

開催日時 2019年4月24日(水曜日)13:30~17:05
会 場 新木場タワー1階大ホール
参加費  一般/1,000円 学生/無料
木構造テラス会員/無料
定 員 200名(申込順)
主 催 木質構造の設計情報を共用する会

プログラム

13:30 ~13:35 開会の挨拶
13:35 ~14:35 講演Ⅰ
原田真宏氏(芝浦工業大学教授、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO)
自作(意匠)で語る木造建築の可能性
14:40 ~15:40 講演Ⅱ
山辺豊彦氏(山辺構造設計事務所)
自作(構造)で語る木造建築の可能性
15:40 ~16:00 休憩
16:00 ~17:00 講演Ⅲ
安井昇氏(桜設計集団)
自作(防耐火)で語る木造建築の可能性
17:00 ~17:05 閉会の挨拶

協賛企業

㈱あい設計,㈱E & CS,㈱石田組,ウッド・ハブ合同会社,㈱SR,㈱エルエルアイ出版,
岡部㈱,カナダツガ・パートナー協会,BX カネシン㈱,ケイミュー㈱,㈱建築技術,
㈱構造システム,齋藤木材工業㈱,ジャパン建材㈱,城東テクノ㈱,㈱ダイアグラス,㈱ダイテック,
㈱タツミ,㈱T&A 設計,トーモク㈱,日木産業㈱,㈱ノダ,ハウスプラス確認検査㈱,
㈱ひらい,藤田建設工業㈱,㈱松本設計,三井ホームコンポーネント㈱,村上木構造デザイン室,
㈱MoNOplan,吉野石膏㈱,㈱木講堂,若井ホールディング㈱,㈱コンステック



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