木構造テラスとは

『一般社団法人木質構造の設計情報を共有する会』(通称:木構造テラス)は特定の企業に利益誘導するための団体ではなく、非住宅木造建築を設計する際に必要な情報を広く共有する「場=テラス」を作ることを目的として設立されました。

近年の非住宅木造建築の盛り上がりに伴い、実務設計者の木造の設計情報のニーズは非常に高まっています。しかしながら木材業界・学術者からの情報は、実務とは乖離している感があり、実務設計者が日々の業務で十分に活用できていないのが現状です。

そこで当会では、木造に関わる各社と構造計算ソフトメーカーが連携し、①スパン10m程度の部屋がある公民館や店舗、事務所、保育所等を木造らしいコストで実現するために必要な「地に足のついた設計情報」の提供を通して非住宅木造市場を創造すること、さらには、②製品・サービスを提供する会員各社と実務設計者との意見交換の中から製品ニーズを吸い上げ各々の製品・サービスをブラッシュアップすることにより木質構造がより活用しやすい環境への好循環を生み出すこと、を目指してまいります。

木構造テラスとは当会では会員向けに様々なサービスを提供してまいります。

実務に直結した年間6回程度の定期講習の開催

①構造分野(合理的な素材の活用、構造設計実務、コスト・コントロール、公開実験等)

②法規分野(審査のポイント、法適合性のポイント、法改正の情報提供等)

③施工分野(施工を考えた設計に必要な情報、無駄を省く設計)

設計情報のアーカイブ化

①実務設計者が必要とする情報を整理し、HPやハンドブックなどで紹介

②設計事例のアーカイブ化(構造計算書や構造図の抜粋を含む)

物件相談の受付

○実物件を進める際のアドバイス(成果物、責任の伴わない範囲)

・どの様な工法が適しているか?

・構造方針のセカンド・オピニオン

・相談先の紹介